(Dr.飯島のスポーツ医学Q&A)『痛くてラケットが握れない!』

●ばね指(腱鞘炎) ②

Q.テニス部に入っています。ラケットを握ると、薬指の根本の手の平あたりが痛むようになりました。最近は痛くてラケットが握れません。(高校3年女子)

 今回は、ばね指の治療法と安静期間についてお話しします。

A.治療は局所の安静が基本ですので、原因となったスポーツの中止は当然必要です。ただし、走ったり、手を使わない筋トレは、全く制限なしに行ってもかまいません。

 安静期間中、指を伸ばすストレッチは、左右ともゆっくりと、多少の痛みを感じても行ったほうがいいです(=イラスト)。痛くない同じ指もストレッチを行うと効果的です。

 病院での治療は、痛み止めの入った薬を塗布したり、また、リハビリとしての温熱療法やレーザー治療を行います。とくに、血流の改善や、炎症を抑えるレーザー治療は、治療中の痛みや負担も少なく、非常に効果的です。レーザーの導入後、ばね指の手術件数がかなり減りました。ただし、レーザー治療の機械を置いている病院はあまり多くありません。

 症状が進むと指の拘縮がおこり、曲げ伸ばしがまったくできなくなることがあります。症状が出たときに、早めに治療を開始した方は、症状も軽くすみ、短期間で治ります。

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