●有痛性外脛骨 ①
Q.中学の頃から陸上部で短距離走をしています。ダッシュを繰り返す練習が多いのですが、捻挫をしたことをきっかけに、足の内側が痛むようになりました。痛いところを見ると、骨が出っ張っています。
今回から、繰り返し足の内側に起こる痛みの原因と、軽減方や治療法について3回に分けてお話します。
A.原因としては、足の内側に骨(外脛骨)が余計にあり、それが痛むスポーツ障害を有痛性外脛骨といいます。外脛骨は副骨といって、ある人とない人がいます。日本人では21%にあるといわれています。この骨は舟状骨という足の甲の骨と、後脛骨筋という足を内返したりつま先立ちをするときに使う筋肉の間にあります(図1)。

過度な運動や捻挫、打撲などをきっかけにこの骨に痛みが出るようになります。時に偏平足を合併することもあります。なぜかと言うと、偏平足の場合、足の内側の縦アーチが落ちているので、後脛骨筋が過緊張(ひっぱられる)になるため症状が出やすいのです。外脛骨を持っている人は両足にあることが多いのですが、痛みがなければ膨隆していても放置しておいてかまいません。
次回は治療法についてお話しします。




