ラグビー・リーグワン2部のNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)は13日、今季初戦をホーム・柏の葉公園総合競技場でレッドハリケーンズ大阪と対戦、31―14で勝利を手にした。2日前にチームの譲渡先決定の発表があったばかりで、選手たちは「エナジーをもらった」と、力強くピッチを駆け抜けた。
RH大阪とは、昨季も開幕戦で対戦し、34―13で敗れていた。この日は、GR東葛がプレッシャーをかけ続け、後藤輝也の3トライを含め5トライで、RH大阪を突き放した。
ゲームキャプテンの亀井亮依は試合後、スタンドに向かい、「2日前にチーム譲渡の発表があり、いいエナジーをもらった。我々がやることは変わらない。D2で優勝し、入れ替え戦に勝ち、D1に昇格することだ。みなさんの力を貸してください」とあいさつ。
グレッグ・ クーパーHCはこの日、試合に臨む選手たちに2つのことを求めた。「1つ目は、ハートをみせてくれ。2つ目が規律をしっかり守ってくれ」だった。そして試合を振り返り、「この数カ月、困難でタフな時間が長かったが、初戦でこれだけ素晴らしいパフォーマンスをみせてくれた選手たちに感謝したい」と話していた。
試合前にはNECの森田隆之社長、来季からチームを引き継ぐJR東の喜㔟陽一社長が選手を激励に訪れ、選手たちはさらにエナジーを増やした。
この日の観客数は5485人。スタジアムには試合終了後も「ゴー・ロケッツ・ゴー」の声援が響いていた。
GR東葛、リーグ初戦31-14で快勝 選手、譲渡先決定「エナジーもらった」


