琴勝峰関、わんぱく相撲からの軌跡 中学時代、成績不振で辞めようと思ったことも

 大相撲名古屋場所で優勝した琴勝峰関(本名・手計富士紀)は、幼稚園のころに柏相撲少年団で相撲を取り始めた。地元・柏で相撲をとっていた中学時代までの軌跡を、弊社「朝日れすか」が発行する「朝日スポーツキッズ」の過去記事から紹介する。

 最初に紙面に名前が登場したのは、2004年の「わんぱく相撲柏大会」の記事。幼児年中・年少の部で3位に入賞した。2005年には「関東近隣少年相撲交流大会」幼児の部で2位に。小学校に上がると「関東近隣少年相撲かしわ大会」小学1年の部で優勝。翌年は2年の部で優勝し、弟の琴栄峰関(本名・太希)も幼児の部の優勝者として名前が登場した。

 09年のかしわ大会では、小学4年の部で納谷幸之助(現・王鵬関)に敗れ、惜しくも準優勝。土俵で土をつけられ、悔しそうな表情をみせていた。
 また、この年の「わんぱく相撲全国大会」では3位に入賞。取材に「正直もっといけると自分では思っていました」と、よろこびのなかに悔しさもにじませた。

 そして中学3年の時には、全国中学生相撲選手権大会の無差別級で優勝。朝日れすかが東葛地区の子どもたちの中から選ぶ「2014年 ベストアスリート5」に入り、紙面で紹介された。この時には、中学校に入り、成績不振で相撲を辞めようと思ったことがある気持ちを吐露。それでも「ずっと続けてきたのだからがんばろう」と自主トレに励んだと振り返っていた。
 その努力が、いま、幕内優勝への道を切り拓いた。

 8月1日に出身地の柏市と部屋のある松戸市に凱旋した時の様子は、下記の記事と動画で。
 「琴勝峰関、地元に凱旋 柏と松戸、市民から大きな拍手 次の場所「新三役への足掛かりに

タイトルとURLをコピーしました