
JR松戸駅とアトレ松戸を結ぶ3階通路が、障がい者支援福祉施設の利用者のアートとデザインを融合させた作品で、明るく楽しい空間になっている。
松戸駅は現在、2027年を目指し、駅ビル建設やコンコース拡張などの工事が進む。工事用の仮囲いが増えるなか、6月4日からは3階通路の仮囲い約30メートルに、春の桜や梅雨時の雨傘、夏の花火など、松戸の四季をテーマにした心躍る絵が登場した。
原画を描いたのは、松戸市や鎌ヶ谷市の4カ所の障がい者支援福祉施設の利用者たち。利用者たちの作品をデザイン化しプロモーションする「キラッキラ 異才!発信プロジェクト」に取り組む、松戸市のアキハマ・ブレーンズ・コミュニティーがプロデュース。JR東日本やアトレ松戸、同市が連携し、仮囲いアートが実現した。
今回が第2弾で、1月からは駅やアトレなどに仮囲いアートの第1弾が登場している。アキハマの高安京子社長は「通路なので、立ち止まってゆっくり見ることができないかもしれないが、かわいらしく、個性豊かな作品がたくさんあり、ぜひ素晴らしい『異才』の輝きを発見して欲しい」と話している。