
松戸市は市の公式HPの案内機能に、生成AIを活用したチャットボットを搭載し、6月から運用を始めた。HP内の情報をAIが学習することで、市民からの問い合わせに、適切な回答を提供するという。また、80以上の言語にも対応する。生成AIを使ったチャットボット導入は、県内の自治体では初という。
同市のHPにはこれまでも、市民が質問を入力すれば回答する「AI総合案内チャットボット」が備わっていた。しかし、職員が約2000の質問と回答を用意し、AIが実際の質問に応じ、どの回答を使うかを判断してきた。そのため、「保育課は何階にありますか」と聞いても、「ご質問への回答が見つかりませんでした」と答えられることがあった。
6月12日から新たに導入された「生成AI総合案内チャットボット」では、生成AIが閲覧可能なHPの情報を学習し、市民からの問いに答えていく。保育課の場所についても「新館7階にあります」と答え、その出典のリンクも紹介される。「松戸市の課題を3項目に整理して」「松戸市の人口と船橋市の人口の合計を計算して」などの質問にも答える。ただし、利用条件や質問方法によって、正しくない回答になる可能性もあるとして「提供する情報は参考情報としてご確認ください」との注釈もついている。
市DX推進課によると、旧チャットボットは1日の質問数が約200だったが、17日現在で1日1000前後の質問が寄せられているという。
松戸隆政市長は「HPで調べても、意外と分かりづらいものがある。生成AIで早く、効率的に回答することで、市民の利便性があがる」と話す。
今回の生成AIは使用しているブラウザの言語に対応し、80以上の言語でやりとりができる。松戸市長は「市内で暮らす外国籍の方は約2万7000人で、市民全体の5%。ゴミをどう捨てるかについても、多言語で対応することができ、相互のミスマッチを避けることができるのではないか」と期待する。
今回活用している生成AIモデルはAnthropic社のClaude Haiku4.5。

