柏市長選が11月2日、告示され、現職で1期目の太田和美氏(46)=無所属=以外に立候補の届け出はなく、太田氏の無投票再選が決まった。
太田氏は2期目の政策として、子育て支援やJR柏駅東口の再整備の推進などを掲げている。子育て支援では、小学生の登校前の一時預かり事業や校内フリースクールの小学校への展開などを挙げ、そごう跡地の活用をきっかけとした東口整備については「次の4年間で方向性をきっちり決めていきたい」としている。そのうえで、市民文化会館や図書館本館の移転建て替えを、駅前再整備と合わせ検討するという。
2日午後1時半から柏駅東口で開かれた出陣式で、太田氏は「柏はもっとよくなる。変わり続けていかなければならない」と訴えた。太田氏は今回、政党からの推薦は受けていないが、出陣式では自民、立憲、国民、公明の議員、元議員が応援のマイクを握った。
これまでに市長選が無投票になったのは、1954(昭和29)年に合併で東葛市(2カ月後に柏市に名称変更)が誕生した時と、1982年の2回。
柏市長選、太田氏が無投票で再選 文化会館・図書館の建て替え検討掲げ


