
柏レイソルは10月12日、ルヴァンカップ準決勝の第2戦をホーム日立台で川崎フロンターレと戦い、細谷真大の2ゴールなどで4―1として勝利を手にし、2戦の総得点が5-4と逆転、決勝進出を決めた。
アウェーでの準決勝第1戦は、小泉佳穂が後半に1点を返したものの1―3で敗れた。2点差を背負っての第2戦。試合開始早々に失点し、計3点のビハインドとなった。それでも、前半のうちに垣田裕暉が1点を返し、後半になると、川崎がレッドカードで1人退場になった後、攻勢を一気に強め、28分に仲間隼斗が2点目をあげると、細谷が32分に同点ゴール。そしてアディショナルタイムに、ゴール前でボールを胸で受けた細谷がそのまま反転し、倒れながらも逆転のゴールを決めた。
リカルド・ロドリゲス監督は試合後、「試合開始前、選手には『失点したとしても、諦めることなく勝利を目指そう』と声をかけ、ピッチに送り出した。そして失点しても、誰も諦めることなく、後半投入した仲間、細谷が素晴らしいパフォーマンスをしてくれた。サポーターの後押しもあった。残ったのは決勝。出るからには優勝したい」と話した。
決勝は11月1日、国立競技場でサンフレッチェ広島と対戦する。ルヴァンカップでは1999年と2013年に優勝しているレイソルだが、決勝に進むのは、準優勝した2020年以来5年ぶり。またレイソルが川崎に勝ったのは、2016年8月27日に5-2で下して以来9年ぶり。


