チーム譲渡の検討が始まったNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)の太田治GMは、8月28日、練習拠点がある我孫子市の市役所を訪れ、星野順一郎市長に今回の状況を初めて報告した。太田GMは報告後、取材に対し「譲渡に向け全力で頑張っていきたい。今シーズンはD2(2部)優勝、昇格を目指して頑張る」と答えた。
ラグビー・リーグワン2部のGR東葛を巡っては、8月20日にNEC本社が「譲渡に向けた検討を始めた」と発表。25-26年のシーズン終了後の譲渡を目指し、譲渡先が見つからない場合はシーズン終了後にリーグを退会するとした。NECの広報担当は「リーグワンではプロ化が加速しており、GR東葛も半数以上がプロ。同僚を応援しようとチームを運営してきた会社の方向性と、ずれてきた」と説明する。リーグによると、リーグへの譲渡申請は今年12月が期限。
太田GMはこの日、星野市長にチームの置かれている状況などを、約20分説明した。報告後、太田GMは取材に「報道発表以上のことは話せない。譲渡に向け我々としては全力で頑張っていきたい。決まったら、また報告する」と述べた。ファンに向けては「12月開幕に向けてしっかり準備をしていく。D2優勝、昇格を目指して頑張るので、引き続き、温かい応援をよろしくお願いしたい」と話した。
星野市長によると、太田GMからは、譲渡先はまだ未定で、NEC本社が各方面に声を掛け、太田GM自身もアタックしている状況との説明を受けたという。また、太田GMが譲渡検討開始の決定を知ったのは、本社発表の2日前で、選手には発表の1時間半前に集まってもらって伝えた、という。
練習拠点はNEC我孫子事業所のラグビーグラウンドであるため、星野市長は太田GMに「長年にわたって我孫子にあるGR東葛。チームが譲渡されても我孫子にある練習場はぜひ同じ場所を使い、チームとして残って欲しい」と伝えた。星野市長は「GR東葛がなくなるのは淋しい。これからも同じ場所で、子どもたちに夢を与えて欲しい」と話していた。
GR東葛は、1985年に創部、ラグビー日本選手権優勝3回、マイクロソフトカップ優勝1回の実績がある。23-24年シーズンから2部で戦い、昨季は2部3位と1部との入れ替え戦出場に届かなかった。
グリーンロケッツ東葛の譲渡問題、GMが我孫子市に説明 市長「譲渡後も練習は我孫子で」
