
千葉県社会人サッカーリーグ1部の「FCグラシオン東葛」(野田市)は8月25日、サンフレッチェ広島で2020年のJ1で15得点をあげたFW、レアンドロ・ペレイラ(34)=ブラジル=の入団を発表した。グラシオンは現在、同1部首位で、最速4年後のJ3昇格を目指している。またこの日、野田市と地域振興に関する協定を締結した。
グラシオンは2021年に創設されたサッカークラブで、社会人のトップチームのほか、幼稚園児から中学生までの約150人がアカデミーでサッカーを学んでいる。練習拠点は昨夏、野田市にオープンした「小さな森の家フィールド」。「東葛からW杯へ」を掲げ、Jリーグへの参入を目指し、昨季、県社会人リーグ2部で優勝し、今季、1部に昇格。リーグ戦前期を終えた時点で10勝1分で首位に立っている。
この日、入団発表があったレアンドロ・ペレイラは、2019年に来日し、松本山雅サンガに加入。19~20年にサンフレッチェ広島、21~22年にガンバ大阪、23年に栃木でプレーし、その後、ブラジルへ帰国した。ペレイラはチームを通し「クラブの成長に、ピッチの中でも外でも貢献できることを楽しみにしています。そして心から愛し、いつも温かく迎えてくれる日本に戻れることが何よりも幸せです」とのコメントを出した。8月中に来日し、後期の試合からピッチに立つ予定。
グラシオンはまたこの日、野田市と地域振興に関する協定を締結。今後、市内の小中学校の授業に選手を講師として派遣したり、子どもの体力向上・健全育成に取り組んだりするという。
