
柏市は6月12日、市内の民間事業者敷地に運び込まれたコンテナから、ヒアリが確認された、と発表した。確認されたのは、働きアリ約500匹と、卵、幼虫、サナギなどで、周辺では現在、ヒアリの疑いがあるアリは確認されていないという。
市環境政策課によると、確認されたのは6月5日。業者がコンテナを開けたところ、多数のアリが確認され、コンテナ外にもこぼれ落ちたため、すぐに殺虫処理をし、環境省のヒアリ相談ダイヤルに連絡した。ヒアリは殺虫処理され、コンテナは封鎖。周辺に殺虫餌を置いているが、これまで周辺からヒアリは確認されていない。場所や事業者名、コンテナの種類は非公表というが、市南部エリアという。
コンテナは中国から海路で東京港へ陸揚げされ、茨城県牛久市経由で運ばれてきたという。
同課は「市民がヒアリの疑いのあるアリを見つけたら、環境省のヒアリ相談ダイヤル(0570-046-110)に連絡を」と呼びかけている。
千葉県内でのヒアリ確認は6例目。これまで成田市、船橋市、千葉市で確認されており、柏市では初。