「来季は優勝目指す」 千葉ジェッツ、柏市に今季を報告 バスケゴールの寄付も

 バスケットボール・Bリーグの千葉ジェッツは、6月11日、今季の結果を報告に、ブーストタウンの柏市役所を訪れた。田村征也社長は無冠に終わった今季を振り返り、「来季は優勝を目指す」と誓った。
 ジェッツは今季、リーグ戦を42勝18敗で終え、チャンピオンシップに出場したが、ベスト4で終わった。また天皇杯はベスト8。市役所で出迎えた太田和美市長に、田村社長は「Bリーグが始まって以来、初めてタイトルを取ることができなかった。この悔しさを糧に、チーム全体でさらに頑張っていきたい」と力を込めた。今季は主力選手のけがも相次ぎ、「1試合のプレー時間が長めだと、選手のけがをする確率があがる。プレー時間をチームとしていかにシェアするか、来季の起用方法を練っていきたい」と話した。
 この日は、若手注目選手の金近廉選手と菅野ブルース選手も来庁。金近選手は、ジェッツが柏市にバスケットゴール1基を寄付したことを受け、「僕がバスケを始めたのは、家の前の公園にバスケットゴールがあり、小学生の時に兄と一生にプレーしたのがきっかけ。色々な所にバスケットゴールができ、千葉からいい選手がたくさん出て欲しい」とあいさつ。リーグ1年目を終えた菅野選手は「今季はけがで途中から出場できなかったが、来季は、けがなく、全試合出場したい」と抱負を語った。
 ジェッツが寄付したバスケットゴールは、市内の高田緑地に5月末に設置され、市民が使うことができるという。
 ジェッツと柏市は2023年にブーストタウン協定を締結、スポーツ振興や街づくりに協力して取り組んでいる。昨年度は市内の小学校10校でジェッツのアカデミーコーチによるバスケットボール教室が行われ、今年5月には市民1000人が、ジェッツのホームタウン、船橋市にある「ららアリーナ東京ベイ」でのジェッツ戦に招待された。

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