人口50万人 松戸で記念イベント ゆかりのゲストによるトークショー

トークショー出演の(左から)上村彩子さん、杉山由祥市議会議長、本郷谷健次市長、秋元才加さん、村井貴行さん、コリーン・クリスティナ・シュムコーさん

 松戸市の人口50万人到達を記念する「メモリアル感謝祭~みんなで松戸の新たな時代を創ろう~」が11月23日、同市の商業施設「テラスモール松戸」で開かれた。市ゆかりの著名人や地元学生らが参加し、イベントを盛り上げた。

 人口50万人に達したのは6月7日。県内では政令市の千葉市(約98万人)、船橋市(約64万人)に次いで3市目、全国では28市目となる。
 イベントでは市ゆかりの著名人によるトークショーが行われ、多くの市民が耳を傾けた。同市出身の俳優秋元才加さんや、デフバレーボール男子日本代表監督の村井貴行さん、まつど国際文化大使のコリーン・クリスティナ、シュムコーさんをゲストに迎え、専修大松戸高卒業生のTBSアナウンサー、上村彩子さんの司会進行で松戸の魅力や思い出話に花を咲かせた。
 秋元さんはアイドルグループのAKB48時代、劇場がある秋葉原(東京都千代田区)に電車で通っていた経験などから、都心へのアクセスのよさを魅力のひとつに挙げた。松戸駅西口に2008年まであった、からくり時計「夢飛行」が大好きだったそうだ。小中学校時代の写真も公開し、当時を懐かしんだ。
 上村さんは、陸上競技に打ち込んだ高校生活を、思い出の写真とともに振り返った。「専松坂」といわれる激しい起伏の通学路は冬期、雪が降ると路面が凍結し、ツルツル滑って大変だったという。
 「これからの松戸」についても語り合った。
 母親がフィリピン人の秋元さん。実家で困りごとがあり、母親の代わりに市役所に電話したところ、タガログ語(フィリピンの公用語のひとつ)で相談できる曜日があることを知ったという。「すでに共生に配慮した対応をしていて、外国人も住みやすいまちだなと思いました」
 村井さんは、聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」が来年11月に日本で初めて東京で開催されることを説明し、「みんな頑張っているので、応援してほしい」。本郷谷健次市長は「市を挙げて応援したい」と約束した。
 三味線の研究家でもあるシュムコーさんは「松戸の歴史も文化も興味深い。万作踊りなど伝統音楽も残っているので、多くの人に知ってほしい」と話した。

地元学生が歌やダンス披露
 歌とダンスのステージも観客を楽しませた。同市にキャンパスがある聖徳大音楽学部の学生はミュージカルアンサンブル、同短期大学部保育科の「まつどソング研究グループ」は、市の名産品のひとつ、枝豆をテーマにした「えだまめダンス」などを披露した。

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