CO₂排出削減へ野田市の挑戦 新たなごみ袋の導入をスタート

新可燃用ごみ袋=野田市提供

 「廃棄物と環境を考える会」に参加する45市町村と共同で2020年7月、ゼロカーボンシティ宣言を表明した野田市は、新たにバイオマスプラスチック10%配合の可燃用指定ごみ袋の導入を決定し、10月より利用を開始した。
 植物由来の原料から作られるバイオマスプラスチックは、燃焼しても大気中のCO₂は増加しないという特性がある。可燃用ごみ袋に配合することでごみ焼却時のCO₂の削減効果は、年間約23㌧。杉の木によるCO₂の吸収量約1650本分に相当するという。新しいごみ袋の導入で市民の環境への意識の向上を促し、ごみの減量につなげていく狙いだ。新しい指定ごみ袋には、在住外国人にもわかりやすいように5言語による表記も追加している。これまでのごみ袋も引き続き使用可能。

タイトルとURLをコピーしました