
米大リーグの大谷翔平選手が全国の小学校に3つずつ贈ったグラブが千葉県にも届いた。我孫子第一小学校(榊原憲樹校長)では9日、3学期の始業式に合わせて児童にお披露目された。
グラブには「野球しようぜ」「次の世代を勇気づけるためのシンボルに」といったメッセージも同封されている。榊原校長が「大谷選手からプレゼントが届きました」と言ってグラブを掲げると、児童たちから歓声が沸き起こった。榊原校長は「大谷選手は目標を達成するために運を味方につけようと部屋の掃除や挨拶など、毎日の生活から始めた。みんなも大谷選手のように目標を持って、くつ箱の片付けや、自分のできることから始めよう。(全校児童数)492人、笑顔と拍手の3学期にしよう」と呼びかけた。
始業式後、児童会の役員6人が最初にグラブを手に取って感触を確かめた。5年男子は「本当に届いてびっくり。とてもうれしい」と顔を紅潮させながら、宝物のようにそっとグラブをなでていた。「野球は全然わからないけど、WBCで活躍する大谷選手の試合は見たので、有難い気持ちになった」「お父さんが大谷選手のグッズとか集めているのでお父さんに自慢します」と6年の女子も笑顔満開だ。
この後、1年生から全クラスに回覧し、キャッチボールを楽しむという。