
苦しい戦いが続いている。J1百年構想リーグの序盤で、柏レイソルは黒星を重ねた。選手たちは課題を見つめ、より強いチームに成長しようと、走り続ける。
開幕3連敗で始まったリーグ戦。FC東京への勝利で連敗を止めたものの、3月7日のジェフ千葉戦では、ジェフに17年ぶりのJ1勝利を献上してしまった。
4試合ぶりの日立台での試合となった、14日のFC町田ゼルビア戦。「町田は先制点を取って守備を固めるのが得意。先制点が重要」(リカルド・ロドリゲス監督)と、前半から積極的に仕掛けたが、この日のレイソルは、パスの出し手と受け手の息が合わないシーンが目立った。前半29分にはそのパスミスでボールを奪われ失点。後半、FW細谷真大ら攻撃的な選手を次々投入したが、町田の固い守備を崩すことができず、試合は終了した。
第6節を終えた14日時点で、レイソルはイーストリーグ最下位に沈んだ。今季、なかなか勝てない理由についてロドリゲス監督は「去年以上に細かいところまで分析され、対策されている。また去年はチーム全体で流動的な連携が継続的にできたが、今年は連携が維持できず、そのためゴール前での最後のクオリティが不足している。ただ、選手たちは自信を失っていない」と分析。MF瀬川祐輔は「レイソルを信じ、やることは変えない。ただ最後にこだわらないと勝てるものも勝てない。個々の選手が、意識を2段階、3段階上げないといけない」と力を込めた。
そして、中3日で迎えた第7節の浦和レッズ戦。アウェーでの戦いで、レイソルは前節の課題の連携を少しずつ取り戻していった。後半開始早々に失点して追う展開になったが、途中出場の瀬川が後半21分、セットプレーでゴール前に入ったボールに反応して同点に。その後も、何度もチャンスを作り出していった。試合はPK戦にもつれ込み、浦和は3人目と4人目が失敗。一方のレイソルは3人が成功し、4人目の瀬川がPKを決めて勝利を手にした。これで順位はイースト9位に。瀬川は「90分で勝つチャンスがあったし、自分たちは勝点3じゃなきゃダメだ。勝点3をとる力はある」。さらにギアを上げていく。



