ラグビー・リーグワン2部のNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)の太田治GMが、12月22日、練習拠点のある我孫子市の星野順一郎市長を訪れ、チームの運営が来季からJR東日本に譲渡されることを報告した。
チーム譲渡については、今季開幕2日前の12月11日に、NECとJR東、リーグワンが共同で発表し、この日、太田GMがあらためて星野市長へ伝えた。
太田GMは「譲渡先がJR東日本に決まった。我孫子が活動拠点のまま、ホストスタジアムも柏の葉のままで、我々の要望を聞き入れてもらえた」と報告。そして「我孫子の地から1部昇格、そして世界を目指したクラブを作っていきたいので、引き続き支援をお願いしたい」と話した。
これに対し星野市長は「よかった」とホッとした表情をみせ「我孫子のみなさんはこれからもGRのファンであり続ける。一番いい形で引き受けてもらえた」と応えた。
太田GMは今回の譲渡について「GRの過去4回の優勝という実績や地域社会への貢献活動などについて、JR東日本が総合的に評価してくれたのではないか」と述べ、チーム譲渡を予定している来年7月以降についても「地域社会への貢献活動を継続的にやっていただきたい」と期待した。
GR東葛を巡っては、8月20日にNEC本社が「譲渡に向けた検討を始めた」と発表。譲渡先が見つからない場合は今季終了後にリーグから撤退すると、地元・我孫子にも波紋が広がっていた。
今季は13日に開幕し、GR東葛はこれまでに2試合を戦い1勝1敗。次の試合は、1月20日に柏の葉公園総合競技場で豊田自動織機シャトルズ愛知と戦う。
グリーンロケッツ東葛、JR東への譲渡を市長に報告「我孫子の地から1部昇格」



