栄冠へ指先届かず準V レイソル、町田に勝利も勝ち点1差で 指揮官「来季、必ずタイトル」

 勝ち点差1が、最後に大きな壁となって立ちはだかった。リーグ最終節の12月6日。2位の柏レイソル、首位の鹿島アントラーズはともに勝利し、レイソルは準優勝でシーズンを終えた。
 この日の相手はFC町田ゼルビア。後半18分、中川敦瑛が自陣から中央を抜け、右サイドの瀬川祐輔にパスを出すと、瀬川はゴール前に高速クロス。これを相手DFがオウンゴールし、勝利を手繰り寄せた。その後、町田も最後まで激しい攻撃を繰り広げたが、全員で守り切った。
 しかし鹿島は横浜F・マリノスに2-1で勝利し、勝ち点を76とし、優勝を決めた。勝ち点差1は縮まらなかった。14年ぶりの優勝はかなわなかったが、昨季の17位から堂々の2位に。レイソルが大きく変わり、成長したシーズンとなった。
 リカルド・ロドリゲス監督は試合後、サポーターに「優勝を目指して戦ってきたが、あと一歩、足りなかった。悔しい。それでも、この選手、チームを誇りに思う。今季は、レイソルというクラブが新しい時代を築くスタート。次のシーズンは必ずタイトルを取れるよう頑張っていく」と誓った。

タイトルとURLをコピーしました