サッカーU―12千葉県大会 TOR、激戦制し全国へ

優勝した柏レイソルA.A.TOR ’ 82の選手たち(チーム提供)

 JFA第49回全日本U―12サッカー選手権千葉県大会の決勝が11月23日、白井運動公園陸上競技場で行われ、柏レイソルA.A.TOR82が柏レイソルU―12をPK戦で下し、激戦の千葉県を制した。12月26日から鹿児島で始まる全国大会に出場する。
 決勝でTORは、シュート数ではレイソルに及ばなかったが、選手全員がハードワークでゴールを守り、0―0で延長へ。それでも互いに譲らず、迎えたPKではTORが3本すべてを決め、3―2で栄冠を手にした。
 TORは準決勝でも強豪のジェフユナイテッド市原・千葉U―12と対戦、PK戦にもつれこんだが、5―4で勝ち抜いた。
 これまで大きな大会ではPK戦で敗退してきた。それだけに小鹿将宏コーチは「準決勝、決勝をPK戦で勝利できたのは、日頃の準備や大舞台での勝負強さも備わったからかなと思う」と選手を称えた。
 チームをまとめたキャプテンの山下航輝は「小学生最後の大会なので、チーム目標の全国大会へ出場できてよかった」と優勝を喜んだ。
 ベスト16の戦いでは、TORU―12との同チーム対決もあった。小鹿コーチは「敗れたTORU―12選手たち、そして保護者を含むTORファミリーの声援のおかげで、最後まで戦い抜けた」と感謝する。
 12年前の全国大会ではベスト8。山下は「千葉県代表としての誇りと、千葉県で戦ってきたたくさんのサッカー仲間の思いを胸に、全国の舞台でも全力でTORらしいサッカーをして優勝したい」。小鹿コーチも「千葉県大会よりも成長した姿を全国大会でみせたい。全国優勝を目指す」。日本の頂点を目指す。

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