
▽決勝
大橋みどりファイターズ | 0 1 0 4 0 | 5 |
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流山ホークス | 6 0 0 3 X | 9 |
第16回東葛地域少年野球選手権大会が3月23日、流山市の京和ガスベースボールパークであり、流山ホークス(流山市)が、大橋みどりファイターズ(松戸市)を9―5で破り、優勝した。流山ホークスは、「小学生の甲子園」と呼ばれる全日本学童軟式野球大会への切符をかけ、千葉県大会に挑む。
大会には、野田、流山、松戸の3市から、各4チームの代表チームが参加。決勝では、午前中の準決勝を勝ち上がった2チームが、その熱気を帯びたまま激突した。
流山は初回、立ち上がりの硬さが残る大橋を、長短打で一気に畳み込み、6点を挙げた。
4回の守備では無死満塁から4失点し、1点差に迫られたが、その裏、流山は再び好機をつかんだ。無死一、三塁で打席に立ったのは3番倉田隼輔。「絶対、自分が打って走者を返す」と、少し高めの球をとらえた。打球は左翼への二塁打となり、2点を加点。さらに代打の中淵大智も中越え二塁打を放ち、再びリードを広げた。
最終回。倉田が守備でも魅せた。左翼を守る倉田は、頭を超す飛球を追いかけ、グラブを思い切り伸ばして好捕。「頭を超える飛球を捕る練習をたくさんやってきた。その成果を発揮できた」。試合は90分の時間切れで5回終了。流山が勝利を手にした。
エースの佐々木悠人は「この大会のため、すごく練習してきた。県大会では東葛代表として、全力で勝ちにいく」。主将の外村太獅も「今日はみんなでつないで、勝つことができた。県大会でも積極的なプレーをしたい」と誓った。
倉持豊監督は「日頃から、点を取った後にどう失点を防ぎ、流れをつくるかを伝えてきた。今日、子どもたちが、流れをつくることを実践してくれた」と、次への手応えを感じていた。
