●中足骨の疲労骨折 ③
Q.体育の授業でマラソンが始まり、毎日4㌔ほど走りこむことになったのですが、足の小趾側の甲が痛み始めています。 (高校3年女子)
今回は、疲労骨折の予防に気をつけたいことやストレッチについてお話します。
A. 足の甲に痛みを感じたときは、アイシングの後、湿布をして安静に。圧痛がなくならず、歩いても痛いようならすぐに整形外科を受診してください。第二~第四中足骨疲労骨折と第五中足骨疲労骨折では圧通の箇所が違うので自分でも両方のチェックをしてみてください(イラスト参考)。

予防でたいせつなことは?
予防としては、固いグラウンドでハードなトレーニングをしない、ボロボロになったシューズを使わない、などが挙げられます。動作にも注意が必要です。とくに第五中足骨の疲労骨折では、体重が足の外側にかかる動作を避けることや、プレー中つま先が内側を向くtoe︱in(トーイン・ニーアウトといって、膝がまっすぐ向いている状態でつま先が内側を向く動作)にならないように気をつけます。
また、ビタミンやミネラルなどの栄養をしっかり摂ることや、女性の場合月経不順があると骨を弱くする原因にもなりますので、普段の生活にも気をつける必要があります。
私の治療経験で最長3年半もかかったラグビー選手がいました。この方は安静が守れなかったため治らず、結局ラグビーを辞めてしまいました。スポーツ復帰のタイミングなどは自分で判断せず、整形外科専門医の指示に従うことが一番早く治る手段だと思います。


