(Dr.飯島のスポーツ医学Q&A)『足の内側の痛み』

有痛性外脛骨ゆうつうせいがいけいこつ

Q.中学の頃から陸上部で短距離走をしています。ダッシュを繰り返す練習が多いのですが、捻挫をしたことをきっかけに、足の内側が痛むようになりました。痛いところを見ると、骨が出っ張っています。

 今回は、治療法についてお話しします。

A.治療は湿布や低周波などを行います。また、インソール(足底板/靴底に敷いて、着地時の衝撃を和らげる)で土踏まずのアーチを高くしたり、かかとを高くするなど、後脛骨筋を緩めるサポートをすると効果があります。

 痛みが強い場合は注射をすることもありますが、ご相談の方はまだ若いので行わないほうがいいと思います。注射は局所麻酔薬とステロイドを混ぜたものを使うのが一般的です。ステロイドは効果が高いのですが、多数の副作用があるため、若い方には適さないのです。注射をするのは男性なら20歳以上、女性なら40歳以上を目安にします。

 痛みが取れない場合や、復帰してもすぐに再発を繰り返す場合は手術をおすすめしています。手術は膨隆している外脛骨を切除します。術後のリハビリをしっかり行えば、1カ月でジョギング、2カ月でスポーツに復帰できるようになります。

 次回は、ストレッチや足の軽い筋トレなどの理学療法によるリハビリの方法をご紹介します。

タイトルとURLをコピーしました