(れすか句会)4月号掲載の俳句から 2024.04.202025.05.15 主席 百年を生き抜き女身臥竜梅(白井市)中宮 順子 次席 見開きの裸婦にあふるる新樹光(松戸市)飯島 昭子 三席 ふと遠き妻うつりたる女身かな(鎌ケ谷市)佐藤 弘 【選評】 一席の句は「女身」の持つ生命力を「臥竜梅」に見立てたのが見事。次席の「見開きの」の句は「裸婦」の溢れるばかりのエロスを「新樹光」と配合したのがいい。三席の「ふと遠き」の句は「女身」に「妻」の記憶に重ねているのが、詠手の孤独を浮き彫りにしていよう。 選者 研生英午(みがきえいご)