松戸市予算案は前年度比0.2%減 駅周辺街づくり進め、小・中給食費支援は今年度を維持

 松戸市は2月13日、2026年度一般会計当初予算案を発表した。予算総額は1945億1000万円で、前年比0・2%減となった。市内主要駅周辺の街づくりを進め、市役所のデジタル化にも取り組む。給食費は小学生は無償、中学生は一部支援を今年度と同様に続ける。コンビニ交付手数料10円キャンペーンも期間限定で行う。予算案は2月20日開会の市議会に提案、審議される。
 同市では昨年8月、当選したばかりの松戸隆政市長が、財政状況が悪化しているとして、「財政運営の基本方針」を策定、一部の大型事業の凍結などを決めている。今回の予算案はその方向を踏まえながら「未来への投資と財政改革の両立を図ることを基本方針に『暮らし応援×未来投資予算』を編成した」(松戸市長)という。
 主な事業は次の通り(数字は概数)。
 【松戸駅周辺地区のまちづくり】西口の階段新設やタクシー乗り場改修などに13億2000万円。
 【北小金駅周辺地区のまちづくり】南口東地区の市街地再開発事業への補助や、北口周辺の狭い道路の改善などに11億円。
 【新松戸駅東側地区のまちづくり】区画整理事業推進に8億2000万円。
 【常盤平地区のまちづくり】まちづくりへの意見収集や、民間事業者が公園を管理するパークPFIの「21世紀の森と広場」への導入準備などに7000万円。
 【江戸川・ふれあい松戸川の水辺空間の活用】JR松戸駅から徒歩圏内の江戸川・ふれあい松戸川の有効活用を図るため、協議会設立や社会実験実施に700万円。
 【新焼却施設の整備】本格着工に向けた環境影響評価や事業者選定などに1億円。
 【小・中学校の給食費支援】小学生は全員、全額無償化。中学生は第1子、第2子には年間最大1万1000円相当額を支援し、第3子以降は全額無償化。ともに、今年度と同様の支援。この費用に計2億7000万円。中学生については、年間給食費が約8万円なので、実質負担が約6万9000円程度になる。
 【市役所「デジタル改革」の推進】生成AIによる総合案内(チャットポット)に400万円、市役所専用アプリ「デジタルまつどポータル」導入に700万円、松戸市版メタバース「メタまーつ」の機能拡充に2000万円。

証明書のコンビニ交付10円キャンペーンや窓口の時間短縮も

 予算案以外では、条例改正案などで次のような事務効率化を図るという。
 各種証明書のコンビニ交付について、7月から1年間、手数料10円キャンペーンを実施する。住民票など証明書のコンビニ交付は、現在、全体発行数の3割を占めるが、窓口の負担軽減や利用者の利便性向上などのため、これを5割に引き上げる。そのために「インパクトのある10円でキャンペーンをする」(市民課)。来年7月からは、コンビニ交付の手数料を窓口より100円安くする。
 また、市役所の窓口や電話受付の時間について、7月から現行の午前8時半~午後5時を、午前9時~午後4時半に変更する。図書館や保育所など市民が利用する施設は除く。現状は、職員の勤務時間と窓口や電話での対応時間が同じであるため、始業前の準備や終業後の事務整理が時間外勤務になってしまうという。手続きや相談のオンライン化などで、窓口の混雑緩和を図る。
 職員のフレックスタイム制も10月から導入する。コアタイムを午前10時~午後3時半と設定し、始業は午前7~10時の間、就業は午後3時半~20時の間に、それぞれのワーク・ライフ・バランスをはかりながら、設定する。1週間当たりの勤務時間(38時間45分)を維持すれば、週休3日も可能になるという。

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