
男子第76回、女子第40回千葉県中学校駅伝大会(朝日新聞千葉総局など後援)が11月1日、柏市の柏の葉公園総合競技場を発着するコースであった。男子(6区間18・54㌔)は流山・常盤松が2年ぶり2度目、女子(5区間12・49㌔)は香取・小見川が2年連続6度目の優勝を果たした。両校は、12月14日に滋賀県で開催される全国大会に出場する。また、男女の上位4校は、11月30日に群馬県で開かれる関東大会の出場権を獲得した。
男子は10月の東葛駅伝に続いて、常盤松が野田一に競り勝った。4区終了時は野田一に1秒リードされていたが、5区山上侑悟(3年)が区間賞の走りで逆転して28秒引き離し、優勝を決定づけた。山上の兄・永悟さんは、常盤松が2年前に初優勝した時のアンカーだ。兄に続き弟も全国大会の出場切符を手にした。
常盤松の優勝タイムは56分02秒。昨年(3位)の記録を45秒縮めた。野田一が12秒差で2位。1区で高田暖(3年)が区間賞を獲得し、3区までトップを守った我孫子・湖北台が3位に入った。
8月の全中陸上1500㍍、3000㍍に計4人が出場し、持ちタイムで上回る野田一との勝負。常盤松の柗冨夏樹監督(陸上部顧問)は「前半からしっかり攻めて、少しでも前でアンカーにつなぐ」レースプランを設定し、選手たちには「1秒にこだわるレースをしよう」と伝えた。
2区で区間5位の池三津遼主将(3年)は「きょうは仲間に助けてもらいました。全国大会では優勝に貢献する走りがしたい」と前を向く。柗冨監督は「優勝を目指しますが、最低でも8位入賞。賞状は持って帰りたい」と力を込めた。
女子の小見川は、昨年の優勝メンバー5人を同じ区間に配置。1区から5区まで先頭を譲らず、昨年の記録を51秒短縮する42分19秒で連覇を達成した。1区25位スタートの松戸・常盤平が4区林芽生(2年)、5区増田ゆのか(3年)の連続区間賞などで2位まで順位を押し上げ、野田南部が3位に入った。




