

高校生パティシエのナンバーワンを決める「第18回スイーツ甲子園」で、野田鎌田学園高等専修学校の3年生チーム「plaisir(プレジール)」が準優勝した。2年生チームの「CHAINON(シェノン)」も「タリーズ賞」を受賞し、ともに高いレベルの技が評価された。
今年は全国121チームが参加。9月15日の決勝に進んだ6チームのうち2チームが、鎌田勢だった。
今年のテーマは「ウエディングケーキ」。プレジールチームは、カシスとフロマージュを主役に純白のケーキに華やかな装飾を創作した。メンバーは、昨年も決勝に残った早苗沙和さんを中心に、岩根瑠依華さん、渡部莉乃羽さんの3人。早苗さんは「あんこを絞りに使うのに苦労した。それでも自分でやれることが多くいい経験になった」。岩根さんは「3人で協力していいケーキが作れた」、渡部さんは「飴を絞るのが難しかった」と話した。同チームは「貝印賞」も受賞した。
シェノンチームは、抹茶とイチゴがメインのケーキを披露した。石塚杏さん、田中奈帆さん、今泉早貴さんの2年生3人で挑んだ。リーダーの石塚さんは「(副賞としてタリーズで提供する)商品開発ができるので、全国においしいケーキを届けます」と新しい舞台に意欲をみせる。
指導した岡安亜佐子先生は「一生懸命な生徒たちだったので、日に日にうまくなっていく姿が印象的だった」と生徒の成長を喜んだ。



