サイエンスとアートが融合 「科学と芸術の丘」、松戸・戸定邸など会場に24~26日

 やっと訪れた過ごしやすい季節、フラリと街を歩いてみませんか。柏に、松戸に、街角に、アートがあふれ、心が躍りだします。

 松戸市で国際フェスティバル「科学と芸術の丘」が、10月24~26日に戸定邸や松戸駅周辺で開催され、スイスやオーストリア、日本など、各国発の科学とアートが融合した世界を楽しむことができる。
 市民でつくる実行委員会と松戸市が主催。今年のテーマは「創造のΔ(デルタ)」。見る人によって、山だったりおにぎりだったりとイメージが異なる記号を手掛かりに、創造性の豊かさを考えてもらいたいという。
 主会場の一つ、戸定邸では微生物の知られざる世界を探訪するスイス発の展示が、松雲亭では体の内面の状況を映像や音に転換する体験型の作品が紹介され、アーティストらによるトークイベントもある。
 今年は25、26日に松戸中央公園も会場に。歴史を巡るツアーや作品展示のほか、速さを競う現代のなかで、あえてミニ四駆で遅さを競うレースも開催する。松戸駅周辺では、20以上の店舗や団体が「カタリスト(触媒)」として、フェスに合わせた作品の展示・販売やイベントなどを展開し、街なかに賑わいをつくりだす。
 共同ディレクターの岩澤哲野さんは「様々なアートに触れてもらうことで、これからの松戸について新しい気づきを生み出すことができれば」と期待する。
 戸定邸エリアの展示は有料。一般当日1500円(前売り千円)、松戸市民割500円。詳細は「科学と芸術の丘」のHPで。
 また、同じ時期に千葉大園芸学部の戸定祭、21世紀の森と広場などで松戸アートピクニックがあることから、今年はそれぞれの会場の行き来を促すスタンプラリーも実施される。

11月9日まで開催のアートラインかしわについては「モディ前にタンポポ畑」の記事で

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