バスケの技、トップチームが伝授 柏でサンフラワーズやジェッツが中学生へ

 バスケットボールのトップチームから、技術やプレーの楽しさを学ぶバスケットボール教室が、8月2日、柏市沼南体育館で開かれ、市内中学校のバスケ部員たちが高いレベルの練習に挑んだ。
 市の主催で、女子は柏をホームタウンとするENEOSサンフラワーズの選手たちが、男子はブーストタウン協定を結んでいる千葉ジェッツのアカデミーコーチたちが、指導にあたった。
 約90人が参加した女子の練習では、まず初めに、今季からサンフラワーズに加入した馬瓜エブリン選手が中学生たちと円陣をつくり、「今日一日頑張るぞー」と声を出し、雰囲気を盛り上げた。中学生たちは4グループに分かれ、サンフラワーズの選手たちのアドバイスを受けながら、ドリブルやディフェンス、パスの練習、ミニゲームに取り組んだ。
 途中、サンフラワーズの選手との3ポイントシュート対決もあり、参加した風早中1年の渡部絆華さんは「シュート数では負けたけど、対戦することができて最高の思い出」と笑顔をみせた。また、日本代表で7月のアジアカップで活躍した田中こころ選手は、ハンドリングのコツを伝授。目の前で田中選手の技を見た中学生たちからは、感嘆の声があがっていた。
 富勢中2年の野口美海さんは「トップレベルの選手たちと一緒にバスケができて、楽しかった。こころ選手の実戦的なアドバイスも勉強になった」と満足そうだった。
 昭和学院高校(市川市)卒の花島百香選手は「思ったより中学生たちのレベルが高く、難しい練習もやってもらった。サンフラワーズは日本代表選手も多く、世界レベルのスキルを感じてもらえたのではないか」と、中学生たちのこれからに期待していた。

タイトルとURLをコピーしました