高校生、参院選の投票所立会人に 東葛高校で事前説明会 「選挙の仕組み、学びたい」

投票箱の中をのぞく立会人を務める予定の高校生=6月26日、柏市

 7月3日公示の参院選で、柏市の県立東葛飾高校の3年生4人が、期日前投票所で立会人を務める。市選管の公募に応じ、一票を投じるだけでなく、選挙の仕組みを学ぶことにも意欲をみせている。
 投票所の立会人は、投票が公正に行われているかを見届ける仕事で、有権者が務める。柏市では、当日投票所の立会人は町会などの推薦で選ばれ、期日前投票所では市明るい選挙推進協議会のメンバーが務めている。市選管は若者の選挙への関心を高めようと、今年3月投票の知事選から、市内の高校に立会人への協力を呼び掛けている。18歳以上であることが条件であるため、知事選では約30人が応募したが、学年途中の今回は東葛飾高校の4人だけだった。
 6月26日には、市選管職員が同校へ出向き、4人に選任通知書や名札などを手渡し、立会人の仕事が「投票の秘密を守り、選挙の公正を維持すること」と説明。投票用紙が投票箱の投入口にひっかかり、中に落ちていないケースでは、「本人が投函し直すよう、お願いしてください」などと説明した。
 参加した生徒の一人は「昨年の都知事選の時に、授業で選挙について学び、選挙に興味があった。選挙が実際にどう行われているのか、その仕組みを学びたい」と話していた。公共の授業を担当する同校の内久根直樹教諭は「選挙を運営する側に立ってみることで、別の角度から選挙を知ることができるのではないか」と期待する。

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