
柏市は市民に下水道の実態をわかりやすく伝えるツールとして柏管路包括共同企業体と共に「下水道劣化ハザードマップ」を作成。地中にあり容易に見ることができない下水管を自走式カメラ等で調べ、その劣化度を地図上で色分けするなどしてわかりやすく示した。
この取り組みが今年9月、国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」アセットマネジメント部門を初受賞した。地域別の劣化特性や、地域による劣化のばらつき、設置年数が短くても劣化している箇所など下水管の状態が一目瞭然でわかる。同市下水道工務課の小泉雄司副参事は「全国初の取り組みで不安は大きかったですが、民の企画、技術提案を活かして達成できました。ハザードマップのデータをもとに老朽化対策を進めます」と話した。