UR賃貸住宅、BASEの試み くらしのなかで温暖化対策を UR千葉ニュータウン高花団地

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 学生やファミリーからシニア層まで、幅広い世代がくらすUR賃貸住宅。時代のニーズにあわせ、リノベーションを重ねて団地を再生、多くの方から選ばれる住まいを提供している。
 常に進化するくらしにとって、脱炭素社会実現への取り組みは、欠かすことができない。そこで大切なのは、誰もが、楽しみながら、新たな一歩を踏み出すことができる場所、BASE。UR都市機構(UR)では、そんな先駆的なBASEづくりにも挑戦している。

印西・高花団地に新たな「場」  TAKABANA BASE 誕生

 印西市にあるURの千葉ニュータウン高花団地。隣接する小さな広場にUR運営の「TAKABANA BASE」が誕生。地域住民の新たなつながりの場になっている。小さな芝生広場の一角にある畑ではハーブのほか、クラフトビール作りを目的としたトマトなどが栽培され、団地や地域の住民たちが日々家庭から出る生ごみでこの畑の堆肥を作っている。住民たちは持ち運び可能なバック型コンポストを使い「脱炭素」社会実現の一歩にしようと堆肥づくりに挑戦。野菜や花々は元気いっぱいだ。
 このBASEでは、今年9月から定期的にイベントが開かれ、バック型コンポストの普及のほか、「脱炭素へ楽しく一歩を踏み出そう」と様々な試みをする。
 まだ暑さの残る9月20日。BASEで開催された初回のイベントでは、水遊びのできるウォーターパークから子どもたちの歓声があがるなか、団地住民をはじめ、遠方からの参加者も多く訪れ、脱炭素への様々な体験を楽しんだ。
 ベランダで楽しくできるバッグ型コンポストを数量限定で、イベント参加者に無料配布。ローカルフードサイクリング株式会社の中牟田リラさんから、コンポストを通して脱炭素の取り組みを学んだ。「私たちが目指すのは『半径2㌔の持続可能な栄養循環』を作ることで、安心安全な食とくらしをお届けすること。リサイクルが当たり前の世の中になってくれれば」と中牟田さんは話す。子どもが興味を持ち始めたので参加したという40代の女性は「プロの方から、堆肥になる過程を楽しく学べた」と喜んだ。
 団地集会所の会場では、子どもたちがカードを使った「CO²削減GAME」を楽しんだ。「かかるお金」「CO²削減効果」「手間」のバランスを考えながら、脱炭素について、遊びながら学ぶことができるゲームだ。開発した一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンの岸野奏さんが、ルールを説明しながら、脱炭素への取り組みを指南した。小学4年生の女子は「分かりやすく楽しかった。(カードに書いてある脱炭素への取り組みについて)自分でもできるものもあった」と笑顔で話した。岸野さんは「地球温暖化のことを考え、自分でもできることを少しずつ行動にしてくれれば」と子どもたちに期待する。

 図書館で不要になった本が並ぶ古本市や、無駄な包装紙を使わず、タッパーや瓶を持ってきてもらってドライフルーツを量り売りするブースも設けられ、参加者はワクワクしながら、新たな一歩を踏み出した。

UR、温暖化対策加速  他の団地への波及期待

 TAKABANA BASEを運営し、イベントを開催しているのはURだ。  URは地球温暖化対策実行計画である「UR―eco Plan」を策定。くらしの中での温室効果ガスの排出削減などに取り組み、環境負荷が低減された、安全で快適なまちづくりを進めている。今年4月には、新たな環境基本方針も掲げ、脱炭素社会実現への取り組みを、さらに加速させた。
 BASEでの取り組みも、その一環だ。 URのほかの団地では、高効率照明への切り替えや断熱窓の導入といった、主に屋内での省エネ化の取り組みを進めてきた。 BASEではさらに、地域住民が楽しく参加できる、屋外での先駆的な取り組みを目指す。脱炭素のくらしが、高花団地だけでなく、さらに他の団地にも広がり、日常の当たり前となって地球環境に貢献できればと願っている。

地域をゆるやかにつなぐ  ガーデンづくりも提案

 TAKABANA BASEには、もう一つの役割がある。地域をゆるやかにつなぐBASEになることだ。実は、高花団地の自治会は、新型コロナ禍をきっかけに、活動はほぼ休止状態になった。人々のつながりが薄れかねない状況のなかで、BASEでのイベントは団地住民、地域住民を巻き込んだ、人々を再び結びつける取り組みになっている。
 参加者からは「一人では始めにくいけれど、このようにイベントできっかけづくりをしてくれると意外と始めやすい」などの声が届く。人と人とのつながりが、脱炭素へと背中を押してくれる。
 URの担当者は、「多くの来場者で終日にぎわいをみせ、手ごたえを感じています」「日常生活でどんな行動が脱炭素につながるのか、学んでもらえればうれしいです。とくに子どもたちに脱炭素のくらしが気軽に楽しみながらできるということを体験してほしい」と話した。
 URは今後、イベント参加者の取り組みによって、団地全体でCO²がどのくらい削減されるのかを可視化し、その結果を地域と共有していきたい考えだ。
 9月のイベントは、脱炭素のくらしに特化したものだったが、BASEではこのほかにも、循環型ガーデンづくりやビールづくりなど。様々なくらし方も提案し、つながりを紡ぎだしていく。

 「BASE」の主な取り組み

★コンポストで堆肥づくり
★循環型ガーデンづくり
★古本市
★古着のリユース
★ペットボトルのキャップ回収
★CO²削減ボードゲーム

 今後のTAKABANA BASEでのイベント日程は右記インフォメーションをご参考に。  詳細は、UR都市機構千葉エリア経営部(043・296・7298)まで。

UR賃貸ショップ イオンモール千葉ニュータウン TEL 0476-48-5265

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