(ご近所探訪)杉村楚人冠記念館 我孫子を全国に発信

 開館以来の資料収集や研究などを積み重ね、今春、登録博物館に認定された我孫子市の杉村楚人冠記念館。明治末期から昭和初期に東京朝日新聞で活躍した楚人冠(本名・杉村広太郎)は1912年に我孫子に別荘を設け、関東大震災の翌年の1924年に一家で移住。亡くなるまでの21年間を過ごした。耐震設計の母屋では、当時の様子がうかがえる書籍や蓄音機、刻印機などを展示する。

多くの友人を迎えた応接間=我孫子市

 軽妙で皮肉の効いた文章で読者を魅了した楚人冠。我孫子での暮らしを紹介する随筆「湖畔吟」は特に人気を博し、我孫子の地は広く知られるように。「景観だけでなく、我孫子の人々を愛していた」と同館。季節ごとに企画展があり、「楚人冠の本棚 和綴じコレクション」が来年1月まで開かれている。展示本の校訂者で親交の深かった柳田國男からの葉書も展示。

 ◆杉村楚人冠記念館  我孫子市緑2-5-5・JR我孫子駅より徒歩10分・大人300円、大学・高校生200円、中学生以下無料・9時~16時30分(入館は16時まで)・月曜休(月曜が祝日の場合は開館、翌平日が休館)☎04-7187-1131

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