
がれきの下に消えた子どもたちの笑顔――。パレスチナの子どもたちの惨状に想いを馳せる「つながる世界 パレスチナのこどもたち 写真展+絵本作家の絵画展」が、柏市の本と雑貨の店「ハックルベリーブックス」で開かれている。3月7日まで。
主催は、絵本作家らでつくる「つながる世界プロジェクト」。2023年10月から始まったイスラエルによるガザ侵攻では死者が7万人を超え、そのうち子どもの死者は2万人を超えたといわれる。その状況に、子どもたちに向けて児童書を作っている絵本作家たちが「私たちが声を上げること、表現すべきことがあるのではないか?」と、争いのない世界を願って絵を描き、昨年6月から全国で巡回展を開いてきた。
会場に展示されているのは、田島征三さんや石川えりこさん、山口マオさん、吉田尚令さんら25人の絵本作家の作品。田島さんは自らの絵に「子どもは地球のたからもの」というメッセージを添える。石川さんが描いのは「青い鳥」をモチーフにした作品。ガザの家々はがれきと化している。「おうちのない子には青い鳥はやってくるの?」と問いかける。
ガザ支援に取り組む日本国際ボランティアセンター(JVC)も協力。今回のイスラエル軍侵攻前にJVCスタッフが撮影した、ガザの子どもたちの笑顔の写真を紹介し、失われた日々を伝える。ガザでは昨年10月の停戦後も食べ物や医薬品が不足し、イスラエル軍の攻撃で犠牲者が増え続けている。JVC広報担当の仁茂田芳枝さんは「この展覧会が、パレスチナで罪のない子どもたちの命が奪われている状況を知るきっかけになれば」と話す。
ハックルベリーブックスの店主、奥山恵さんも「みなさんが知っている絵本作家の作品もあり、パレスチナ問題をより身近に感じてもらえるのではないか」と来場を呼び掛ける。
会場には、5日午前と7日午後にJVCスタッフが滞在し、JVCの現地での支援状況などについても説明してくれる。入場は無料。




