
我孫子市は2月18日、2026年度予算案を発表した。小学校体育館へのエアコン設置に向けた設計作業を26年度から始めるほか、五本松運動広場や湖北消防署の完成を目指す。また、予算案には含めなかったが、サッカーW杯のパブリックビューイング開催についても、26年度事業計画に盛り込んだ。
一般会計当初予算案の総額は512億3000万円(前年比3.7%増)で過去最大となった。予算案は2月24日開会の市議会に提出、審議される。
予算案に盛り込まれた小学校体育館へのエアコン設置は、26年度は我孫子第二、第三小を対象に、設置に向けた設計を始める。事業費は約900万円。今後、市内全小学校への設置を進める。近年、酷暑で児童の外遊びができない日が続いており、昨年開催の子ども議会でも小学校体育館への設置を求める声が上がっていた。星野順一郎市長は「中学校への設置は終わっており、小学校へも早く設置したかったが、市役所の技師不足でこれまで対応が難しかった。技師の確保対策とあわせ、早く対応したい」と説明している。
このほかの主な事業は次の通り(事業費は概数)。
【小・中学校の給食費支援】小学生は全員、全額無償化。国の給食無償化の財源では、1カ月当たり1人540円不足するが、その分を市が支援する。中学生についてはこれまでと同様で、第1子、第2子には月額1000円を支援し、第3子以降は全額無料。3億8000万円。
【五本松運動広場整備】従来の運動広場を全面リニューアルし、サッカーやラグビーで使える人工芝フィールドや、陸上競技用トラックなどを整備する。今年度から工事しており、26年度中の完成を目指す。利用開始は27年春の予定。3400万円。
【消防力の強化】港北消防署の26年11月開所に向けた施設整備工事のほか、同署でレスキュー隊が運用するポンプ車も導入。また既存の高規格救急車も更新する。7億5000万円。
【こども家庭センター設置】児童・妊産婦への包括的支援をする「こども家庭センター かるがも」を市役所内に設置、我孫子駅南口のアビイクオーレ2階に同センターの駅前相談窓口も開設する。600万円。
【ミニ鉄道踏切遮断機更新】手賀沼公園にあるミニ鉄道の踏切遮断機が老朽化したため、修繕する。800万円。
サッカーW杯、PV開催も検討
6月に予選が始まるサッカーワールドカップ北中米大会に、我孫子市出身の中村敬斗選手の出場が有力視されていることから、我孫子市は26年度の事業計画にパブリックビューイング(PV)開催を盛り込んだ。中村選手の代表入りが決まり、PV開催の条件が整えば、正式決定する。
中村選手は、仏スタッド・ランスに所属するFW。中村選手は、ガンバ大阪に入団するまでの17年間を我孫子で過ごし、小学時代には地元の高野山SSSにも所属。2019年からヨーロッパへ渡ってプレーしている。W杯アジア予選では10試合に出場し、活躍した。昨年7月には、我孫子市民文化スポーツ栄誉章が贈られている。市は「中村選手を応援することで、スポーツの振興とシビックプライドの醸成を図りたい」という。


