柏の葉でレベル4の自動運転開始 キャンパス駅ー東大のシャトルバス

レベル4で運転する、東大柏キャンパスと柏の葉キャンパス駅を結ぶシャトルバス=柏市

 柏市の柏の葉地区で1月13日、「レベル4」と呼ばれるバスの自動運転が、特定区間で始まった。悪天候時などを除き完全自動運転するもので、1都3県の公道での運行は初という。
 レベル4で走るのは、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」と東大柏キャンパスを結ぶ、大学関係者専用のシャトルバス。約2.6㌔のコースのうち、柏の葉公園近辺の約700㍍の区間がレベル4での運行となり、途中、T字路で右左折する。それ以外の区間では、運転手が主体の部分的自動運転のレベル2で運行し、駅前ロータリーは手動運転する。そのため、バスには運転手が乗り込み、レベル4区間で運転を切り替える。
 運行は、東大や名大、産業技術総合研究所などによるコンソーシアム「CooL4」と、東武バスセントラル(東京)。柏の葉地区では、2019年から柏ITS推進協議会による自動運転バスの実証実験が始まり、21年にはCooL4が動き出し、24年から公道でのレベル2の試験走行が始まった。
 使用するバスは中型で、車体の360度をカバーできるようにカメラやセンサーが取り付けられた。また交差点には、信号が青から黄、赤に切り替わる情報をバスに伝える装置も設置され、安全性を高めてきた。
 この日は、東大柏キャンパスで記者発表会と関係者が出席した出発式があり、そのなかで東大の中野公彦・ハーモニック・モビリティ研究センター長は「運行区間は交通量が多いので、安全性を確保しながら、人間が運転する車に近い速度を保つことなどに苦労した」と振り返った。今後、さらに運行を積み重ね、全区間でのレベル4運転を目指すといい、中野センター長は「柏の葉のような基幹路線にレベル4の自動運転バスを導入することで、運転手には他の路線で運転してもらい、地域全体の移動サービスの維持・向上につなげたい」と話していた。
 2月には一般向けの試乗会も予定している。申し込み方法は、2月1日発行の広報かしわに掲載予定。

CooL4のプレスリリースから

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