ニホンアカガエルの産卵地を整備 野田で家族連れが汗

池のふちのヨシを刈り取っていく参加者=野田市

 野田市の三ツ堀里山自然園。11月22日、約20人の家族連れらが浅い池のふちに茂ったヨシを、鎌で次々と刈り取っていた。ニホンアカガエルの産卵地を作るためだ。
 体長3~7センチのニホンアカガエルは、県レッドデータブックで最重要保護生物に指定されており、同園は貴重な生息地の一つ。ヨシが岸までびっしり生えていると、産卵をしにくいという。
 地元の「三ツ堀里山自然園を育てる会」が産卵地整備に取り組んできたが、昨年からは野田市主催の「SDGsエコ作戦」のミッションの一つとして、市民も協力。今春確認された卵塊は、例年の倍以上の約620にのぼった。
 この日参加した小学4年の立和田紬さんは「ピョンピョン跳ねるカエルが好き。ここで卵をたくさん産んでくれるといいな」と話していた。

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