
第26回全国女性消防操法大会が10月28日、横浜市で開かれ、柏市女性消防分団の消防隊が優勝した。過去2回、全国大会で苦戦、今回は新たなメンバーも加わり栄冠を手にした。女性消防隊の全国優勝は県内初。
大会では、二輪車に載せたポンプから56㍍離れた放水ラインまで、3本のホースをつないで伸ばし、的を水で射る。的を射るまでの時間だけでなく、機器の着実な操作や士気なども採点基準となる。
メンバーは補助員も含め計7人。28~57歳の隊員の職業は、会社員や介護士など様々。仕事が終わってから週3回、練習を重ねてきた。団は2014年に発足。翌15年、そして17年にも全国大会に出場したが、いずれも入賞できず、メンバーは「今度こそ優勝を!」と腕を磨いてきた。
大会では「練習の時より、倍の声が出ていた」(指揮者の柗冨由美子さん)といい、メンバーの息もピタリとあった。さらに昨年加わった2人のメンバーも機敏な動きでチームに新たな力を吹き込んだ。
次の目標は「保育園などでの防災啓発にも取り組んでいるので、川遊びや花火など身近な安全についても伝えていきたい」。



