
昨年7月に火事で焼失した我孫子市立湖北小学校の体育館の再建が、再来年の卒業式までになんとか間に合いそうな段取りとなった。我孫子市議会は11月11日、臨時議会を開き、同小体育館の建設費7億6000万円を含む補正予算案を可決した。早ければ、来年2月にも着工する。
同小体育館は昨年7月29日、もらい火で3分の1が延焼。建て替えることになり、今年2月から設計作業が進んでいる。工期は約12カ月と見込まれ、入札などの手続きを考えると、定例の12月議会で建設費を可決してからでは、現在の5年生の卒業式には間に合わない可能性もあった。そのため、11日に臨時議会を開催し、予算案を可決した。
同小では今年と来年の卒業式の会場は、隣接する湖北地区公民館のホールという。
また火災後には、卒業生を中心に湖北小学校教育振興基金へ寄付が次々と寄せられ、これまでに約1612万円が集まった。市教育総務課によると、新しい体育館の備品購入に寄付を充てる予定で、具体的な品目は未定だが、パイプ椅子やピアノ、ステージの幕などが想定されるという。



