
「おっさんずラブ―リターンズ―」に「キャスター」「家政夫のミタゾノ」…。テレビや映画館で見たあの風景、実は柏市でロケされたというケースが、ここ数年、増えてきた。柏市は、そんなロケの街柏をPRしようと、10月11日から市内3カ所でロケ作品を紹介する「柏市ロケ展示」を開く。
柏市は2年前、ロケの誘致、支援をする柏市フィルムコミッションを庁内に立ち上げた。これまでに支援した作品は120件。市役所庁舎や学校、民間施設などでロケが行われてきた。
昨年公開された映画「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」では、市役所沼南庁舎大会議室が秋田県警の捜査本部に様変わり。今春放送のテレビドラマ「ミッドナイト屋台」ではメイン舞台のお寺に市内の妙照寺が使われ、市民文化会館や手賀沼自然ふれあい緑道などもロケ地となった。
フィルムコミッション担当のシティプロモーション課は「柏は、柏の葉地区のような都会的な風景から、自然豊かな風景まで撮影することができ、都内からも撮影に訪れやすい」と説明する。
市内で直近1年間に撮影された作品約15を紹介するロケ展示は、10月11日~11月4日がららぽーと柏の葉、11月8~30日がセブンパークアリオ柏、12月3~22日が市役所本庁舎。作品ポスターのほか、ロケの様子の写真や秘話、出演者のサインなども紹介する。また会場では、今年度版の「柏市ロケ地マップ」も無料で配布する。