
7月に閉店した柏マルイの跡に、来春にも新たな商業施設がオープンする見通しとなった。東京・八王子や金沢で商業施設を運営するリオ・モールマネジメント(東京)が、柏マルイが入居していたフロアの管理・運営を引き継いだ。
同社は9月29日付で、旧柏マルイが入っていたフロアの管理・運営を始め、ビル入口に告知文を掲示した。同社によると、新たな商業施設の開業は来春を目指しており、施設名やテナント構成は未定で、今後、準備を進めていくという。
同社は、JR八王子駅前で「八王子オクトーレ」を、金沢市の香林坊地区で「クラソ・プレイス香林坊」を運営、それぞれの商業施設にはファッションや生活雑貨、飲食店などがテナントとして入居している。同社は、不動産のリノベーションなどを全国で展開するリオ・ホールディングスのグループ会社。
柏マルイが入居していたビルでは、駅ビル商店街の「ファミリかしわ」は営業を続けているが、柏マルイのテナントだったエリアはシャッターが下りたままになっている。JR柏駅の東口では、そごう柏店やイトーヨーカドー柏店、柏マルイの閉店が相次ぎ、商業地としての地盤沈下が課題となっている。