
7月20日、参院選が投開票される。今回、期日前投票所では、柏市の県立東葛飾高校の3年生も投票立会人を務めた。市選管の公募に応じ、一票を投じるだけでなく、選挙を公正に実施する仕組みも学んだ。
投票所の立会人は、投票が公正に行われているかを見届ける仕事で、有権者が務める。市選管は若者の選挙への関心を高めようと、今年3月投票の知事選から、市内の高校に立会人への協力を呼び掛けている。投票日に18歳以上であることが条件で、知事選では約30人が応募し、今回は東葛飾高校の3年生4人が手を挙げた。
市選管職員は公示前に同校へ出向き、立会人の仕事について「投票の秘密を守り、選挙の公正を維持すること」などと説明。投票箱に鍵がかかっていることを確認するなど、具体的な作業や事例への対応について解説していた。
立会人を務めた生徒の一人は、親子連れや自分と同じ年代の若者、車イスの有権者らが投票する姿を見て「みんな真剣な表情で、それぞれが一票に思いを持っていることを感じた」という。そして「自分も『とりあえず行く』ではなく、候補者や政党の考えをしっかり知って、投票したい」と話していた。