中学生から80代までが学ぶ柏自主夜間中学が、開講15周年を記念し、映画「かば」を6月8日、柏市のアミュゼ柏で上映する。当日は川本貴弘監督が上映後の懇談に加わり、映画への思いも語る。
柏自主夜間中学は2009年に開講し、様々な事情で義務教育を受けることができなかった人たちが学んでいる。現在は、学齢期に不登校だった人や、外国籍で日本語が不自由な子、学び直しをしたい高齢者ら約20人が、週2回、約20人のスタッフとともに学んでいる。
映画「かば」(2021年公開)は、かつて大阪で差別や貧困などの問題を抱えた子どもたちと正面から向き合った、実在した中学校教師をモデルにした物語。
柏自主夜間中学は「本音でぶつかりあう姿を通し、人と人の向き合い方を考えるきっかけになれば」。当日は、過去5年の活動記録も資料として用意し、「夜間中学の活動を、この機会に少しでも知ってもらえたらうれしい」という。
上映会は6月8日午後1時15分~4時45分、アミュゼ柏プラザで。学生(自主夜間中学生含む)無料。一般は資料代500円。川本監督を交えた懇談も。申し込み、問い合わせは越山さん(090-9247-3691)。
