
子どもたちにサッカーの楽しさを伝える朝日新聞ジュニアサッカースクール(主催・朝日新聞社、千葉北部朝日会)が3月9日、柏市の柏の葉公園総合競技場で開かれた。参加した148人の子どもたちは、元なでしこジャパンの澤穂希さんらの指導を受けながら、笑顔でボールを追いかけた。
この日のゲストコーチは、2011年の女子ワールドカップで優勝したメンバー。主将の澤さん、宮間あやさん、岩渕真奈さんの3人が、東葛エリアの小学1~3年生と一緒に汗を流した。
開会式では、宮間さんが「みんな元気?大丈夫? 今日は楽しくやりましょう」と、子どもたちの声を引き出しながらあいさつ。ボールを使ってウォーミングアップした後、学年ごとの練習に取り組んだ。
ドリブルの練習では、岩渕さんが「会場にいるお父さん、お母さんに手を振りながら、顔を上げてドリブルしてみて」「今度は後ろに走りながらドリブル」などと、内容を少しずつ変えながら指導。澤さんも「チャレンジする気持ちを大切に」「一生懸命練習してくれてうれしい」などと、子どもたちに声を掛けた。
スクール後半は、ゲストコーチら大人チームと子どもチームによるミニゲーム。子どもたちは、ゲストコーチと競り合いながらボールを蹴り、ゴールを目指した。シュートを決めた松戸市の高橋円花さん=当時小3=は「これまで、サッカーをする機会がなかなかなかったけど、今日はゴールも決めることができてうれしい。ゴールを決めたら、コーチがハイタッチしてくれた」と、はにかんだ。
最後に澤さんは「これから、何でもいいので、好きなことに出会い、一生懸命楽しんでください」と、エールを贈っていた。
