東大発 AI分析に挑戦 東葛飾高で染谷大河さんによる入門講座

 生徒が自主的に参加できるリベラルアーツ講座を展開中の東葛飾高校で6月30日、AIを活用したサッカー戦術分析と、技術評価の研究などで注目を浴びている東京大学大学院総合文化研究科染谷大河さんを講師に「AIスポーツデータ入門」講座が開かれた。
 当日は在校生と保護者30人が参加。東大ア式蹴球部から発展した研究の中心組織の説明や、実際に染谷さんが開発したゴールキーパーの動きを3DCG化したデータ分析システム「スマートゴール」の話に熱心に耳を傾けた。
 同校OBでもある染谷さんは柏レイソルユースで副将を務め、GKとしてプロを目指していたが、高3を前に東大受験を決意し、チームを退団。一浪して東大に入学した異色の元太陽戦士だ。現在はプロユース展開でAIデータ分析の革新に挑み「日本サッカーの競技力向上に貢献したい」と意気込みを語る。当時の主将が古賀太陽選手だ。
 受講した東葛飾中1年サッカー部の伊藤優真さんは「キーパーをやっていて元キーパーの人の話を聞きたかった。プログラム言語をやっているので興味もありました」と満足気だ。
 今回の講座を担当した内久根直樹教諭は「今まで知らなかった世界に興味を持ってくれれば」と期待している。  

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