児童発達支援・放課後等デイサービス 「ペンギンのあしあと」白井市に開所

「ペンギンのあしあと」の職員

 児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能型施設「ペンギンのあしあと」が、白井市にできた。発達障害や知的障害のある子どもたちに寄り添い、心理学に基づく療育などを通じて自立を支援する。
 施設を運営する合同会社「NIS千葉」代表の能登昭博さんは、同市で朝日新聞販売会社を経営してきた。現在は会長を務める。地域貢献活動に熱心で、子どもたちを対象にした新聞記者体験講座や作文教室などを開いてきた。
 児童発達支援プログラムの軸となるのは、応用行動分析(ABA)の理念を取り入れた療育。行動の「きっかけ」と「結果」に着目することで、子どもに対する理解を深め、成長を促していく心理学の一種だ。
 白木の積み木を活用した活動も特色のひとつ。手先の器用さや空間認識力を鍛え、集中力や想像力を育むことができるという。施設長の元小学校教諭、鈴木元絵さんは「成功体験を増やし、自己肯定感を高めてもらいたい」と話す。
 4月から本格的にサービスを開始する。問い合わせは047・468・8220へ。  

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