
「成人の日」の1月8日、松戸市では森のホール21で『令和六年松戸市二十歳の成人式「一(はじめ)〜人生一番笑顔の日〜」』が開催され、4592人の二十歳の門出を祝った。
当日は対象中学校区別の午前、午後二部構成で新成人キャストが企画・運営も担った。
本郷谷健次松戸市長は祝辞の冒頭、元日に起こった能登半島地震の被災者へのお見舞いと、市としての協力支援状況を話した後、市内中学校吹奏楽部の活躍をはじめ、レスリング東京オリンピックの金メダリストで、今年のパリ五輪で連覇を目指す須崎優衣選手など、市内出身選手の快挙をたたえ、「松戸市は人が財産、一緒にこれからも輝ける街にしていきましょう」と激励した。
同市教育委員会伊藤純一教育長は「人が生きるということは大きな奇跡。こうやって集まることができる幸せは本当に普通ではないのだということを感じて、一人ひとりが夢を育んでほしい」と祝辞を述べた。
このほか、新成人キャストによる「なつかしクイズ」や、「成年の主張」など楽しい企画に笑いが絶えなかった。最後に、参加者全員でボーカルグループGReeeeNの「キセキ」を歌い、感動的なフィナーレとなった。
参加した吉田陽平さん(新松戸南中出身)は「今まで自分が支えられてきたけれど、今度は支える側になりたい」。安田圭吾さん(新松戸南中出身)は「今看護学生ですが、人に恩返しできる人間になりたい」。今春幼稚園の先生になる只野結菜さん(和名ヶ谷中出身)は「私がお世話になった先生のように子どもに寄り添える先生になりたい」と、それぞれ力強く意気込みを語った。