
松戸市は核兵器の廃絶と世界の恒久平和を祈願し、悲惨な戦争を風化させることなく次の世代に継承し、改めて平和の尊さを共有しようと11月26日、市民劇場ホールで『平和の集い』を開催。今夏、平和大使として長崎に派遣された中学生を始め、多くの市民が参加した。同市が1985年3月に世界平和宣言を行って以来16回目。
第1部の『平和大使長崎派遣報告会』では、中学生が派遣を通じて学んだことや感じたことを発表した。 専修大学松戸中1年の小口莉子さんは「長崎で見たこと聞いたこと、感じたことを周囲の人達と共有し、若い世代が平和への関心を高め、その大切さを受け継いでいくことが重要」と話し、小金南中2年の高橋凜さんは「一人ひとりが平和を願うことで、戦争や核兵器のない世界にしていくことが出来ると思う」と平和への思いを熱く語った。
紛争地など世界中を巡り医療ボランティアを続けるNPO法人「地球のステージ」代表理事で医師の桑山紀彦さんによるコーナーでは、紛争、災害、貧困の地でたくましく生きる子どもたちや一般市民、医療に携わる人たちの様子がスクリーンに映し出される中、ギターを演奏しながら語り、平和の尊さを訴えた。