
高校生のパティシエ全国ナンバーワンを決める「第16回スイーツ甲子園」が9月18日、都内で開催され、東日本代表の野田鎌田学園高等専修学校のチーム「Shine(シャイン)」が、2年ぶり2度目の優勝に輝いた。昨年は貝印賞だった。
同チームは、横山瑠亜さん、中山紋萌さん、向井さくらさんの3年生仲良し3人組。4月の学内選考、6月の東日本書類選考、8月の東日本大会を勝ち抜き、全国大会に。東西の2ブロックから6チームが参加し、2時間30分の制限時間内で「アニバーサリー」をテーマにスイーツ製作を競った。
「Shine」チームはチョコレートやムースなどで作った土台に飴細工やマドレーヌなどを使用したケーキで挑戦。その名も「dream(ドリーム)」。審査員から「味が一番良かった」と絶賛の声が上がった。「0・1㎎単位で味の調整をしてきたので、本当にうれしかった」と土台を担当した向井さん。「2人に励まされ、大変だった練習も楽しくできた」と振り返った横山さん。「前々回優勝した先輩たちが応援してくれて励みになった」と中山さんも笑顔で話した。指導した岡安亜佐子先生は「半年間、毎日の積み重ねをよく頑張ってくれた。夢を持って学校に来ているので後押しできたのはうれしかった」とメンバーの頑張りをたたえた。