
走ることが好きな小学生が集う「第2回全国小学生陸上競技フェスティバルin柏」が、11月24日、柏市の柏の葉公園総合競技場で開かれた。今年は昨年の倍の630人が1都8県から参加、スピードを競った。
大会は、柏市小学校陸上競技大会が2023年に終了したため、「柏で競技会を存続させよう」と、小学生の陸上チーム「チーム柏」が昨年から主催している。参加資格を市外にも広げ、小学1年生から挑戦できるようにした。競技は80㍍から1500㍍までのトラック競技で、学年・男女別に計28種目で行われた。
小学1年男子600㍍で優勝したのは、柏市の小林颯時さん。記録は2分22秒25。ふだんは野球やラグビーをしている小林さんは、幼稚園でも小学校でもかけっこで負けたことがない。600㍍は初めてで「長かったけど、最後に追い越されず、気持ちよかった」と満足そう。
小学4年女子800㍍の1位は流山市の石射桃花さんで、記録は2分32秒89。「序盤でペースをうまくつかめず、600㍍あたりからきつかった」と反省するが、2位を10秒離してのゴールだった。小中学生の陸上クラブ「東葛RC」に所属し、目標は「中学生になったら、都道府県駅伝に出ること」だ。
小学6年男子100㍍の優勝者は東京の稲村礼人さん。自己新となる12秒27をたたき出した。7月の都の大会で優勝したランナーで、この日が小学生として最後の大会。「気合いを入れて柏へ来たので、優勝できてうれしい」と笑顔。
チーム柏の本郷哲也代表は「遠く静岡から参加してくれた選手もいて、陸上をしている子どもたちが、真剣に目指す大会になってきたのでは」と話す。





