
アメリカで7月17~20日に開かれたMCYSA全米選手権の15歳以下で、リトルシニア日本代表が10連覇を達成し、メンバーの一人、我孫子市の松本隼さん(湖北中3年)が9月11日、星野順一郎市長に報告した。
所属する取手シニアでエースナンバーを背負う松本さんは、今回は投手兼外野手として、背番号8をつけて出場。初戦は最終回の7回に登板した。試合会場のグラウンドは、内野も芝。「マウンドから見える景色が違った」と、緊張した。直球にスライダーを織り交ぜながら投げ、3者三振に打ち取って勝利。これで「自信がついた」。
チームは1失点もしないまま勝ち進んだ。そして準決勝。3回に初めて失点、スコアが1―1となった。1アウト一、二塁のピンチで、松本さんがマウンドに。コントロールを意識しながら投げ、後続を断ち、そのままチームを勝利に導いた。
同じ日の決勝で登板の機会はなかったが、チームは8―0でコールド勝ちし、連覇記録を10に伸ばした。「チームメイト全員の仲がよく、それが優勝につながった」と振り返った。
松本さんは表敬訪問で「高校でも野球を頑張りたい」と語ると、星野市長は「これからもしっかり野球をしてください。見守っています」とエールを送った。